汚れや油の粒子が大きいためオイルボールの発生により、『油の二次汚染』を引き起こす。
分子間に水が入ると分子が広がるため油紋やオイルボール、再付着ができない状態になる。
ガソリン、軽油、灯油、オイル等鉱物油対象が対象です。散布する場合は、できる限り油を回収してから市販の噴霧器を使用して下さい。現在、国や地方自治体等では事業者に対して環境問題に真剣に取組むよう指導を強化しています。また、最近では大手ゼネコンや工事現場等でも、緊急事故対応商品としてアースクリーンの備蓄が進んでいます。設置の際は噴霧器も一緒に設置することを推奨します。
(コンクリート、アスファルト、敷き鉄板の上・場内清掃)少量の場合は10倍希釈液を吹きかけてブラッシング後、ウエス等で拭き取る。量が多い場合は吸着マット等でオイル回収後、アースクリーンを散布し、ブラッシングしながら大量の水で洗い流して下さい。アスファルト舗装路の場合、油のシミ跡が残る場合があります。
現地での修理作業やオイル交換等で油をこぼしてしまった時等に備え、あらかじめポリ容器等に10倍希釈液を作り、サービスカーに積んで置くと便利です。除去方法については、下記「流出油に対する作業手順」の「土壌の場合」もしくは「簡単作業手順」をご覧下さい。
オイル缶内の油をウエス等で拭き取り、10~15倍希釈液を約3分の1程度入れ、充分に擦り洗いをして下さい。油の種類によっては2~3回洗浄の必要がある場合もあります。
15倍希釈液をバケツ等に入れて洗車ブラシ等で洗車して下さい。また、高圧洗車機の場合は20~30倍希釈でご使用下さい。落ち具合に応じて希釈率を変えてみて下さい。(40℃以下での使用)
バケツ等に5~15倍希釈液を入れ、工具類を数分漬け置きし、擦り洗いをする。又は希釈液をしみこませた雑巾をあま絞りにして汚れの部分を拭く。特にグリスの場合は充分に擦り洗いをする。
アースクリーンの原液をコップ2分の1程度洗濯機に入れ洗濯して下さい。油分は良く落ちますが、黒いシミが残る場合があります。また、他の洗濯洗剤と併用もできます。
流出事故の場合は現場の状況や環境がさまざまなため、下記の「流出油に対する作業手順」の各ケースを参考にして下さい。中和剤との併用はしないで下さい。
また、一度乳化したオイルはアースクリーンを使用しても元には戻りません。
洗車後に出た浮上油や雨天時の油紋には、20~30倍希釈液を準備し散布して下さい。この時、噴霧器や高圧洗浄器を使用すると便利です。
オイルフェンス等で拡散防止を行い、オイル吸着マット等で油を回収します。
河川、土壌、道路等の使用箇所で希釈倍率が変わります。B・C重油は寒い時は固形化します。一度固まった油はこれで溶解させることはできません。
本剤は、高粘度物質である油脂類(鉱物油脂)を対象とした水系洗浄剤です。マグネシウムや苛性ソーダ等、水と激しく反応を示すものについては使用できません。
・必ず水で希釈してから使用して下さい。使用する水は、軟水、硬水、海水、汚水いずれもOKです。
・対象は鉱物油ですが、水溶性切削油など対応できないものがあります。
・流出した場合は、対処方法について流出した河川・湖沼・道路等の管理者の判断・了解が必要となります。個人の判断での使用は罰則の対象となることがありますのでご注意下さい。
・アースクリーンを廃棄する場合は100倍以上に薄めて排出して下さい。
・河川、湖沼、田畑での流出油処理に「中和剤」を使用することは地方条例等で禁止されている場合があります。アースクリーンは中和剤ではありませんが、作業場所の管理者・関連者の了解を得た上で使用下さい。地方条例等については、各自治体窓口や消防署にお問合せ下さい。
・油流出事故の際の手洗い、ブラッシングの場合は漏油量1に対して原液1を目安にして希釈してからご使用下さい。高圧洗浄の場合は、漏油量1に対して原液を0.5を目安に希釈してご使用下さい。